2008-05-27

マヤの聖域 "パレンケ遺跡"

サンクリストバル・デ・ラスカサスを離れ、
ジャングルの真ん中にある小さな町パレンケへやって来た。
麻実子もだいぶ旅に慣れてきたのか、多少の厳しさでも弱音を
はかなくなり、スペイン語もだいぶ慣れてきて
現地の人との会話を楽しむようになってきた。
サンクリからはヒロとカズミッチと一緒に来ていて、
僕らはパレンケでサイクリストのミッチーとヒロシと
待ち合わせをしているので、
いつ着くか分からない二人を待っていた。

結局、その日の夜に4人で食事をしていたら、
彼らは僕らに合わせる為に雨の中を無理して走って来てくれ、
同じ日に着くことができた。
そして次の日に僕らは6人でジャングルの中にある、
パレンケ遺跡へ行ってきた。
パレンケ遺跡は数多く存在する遺跡では謎の多い遺跡として知られ、
「なぜ都市が放棄されたのか?」、「車輪が存在しないのに、
なぜピラミッドがジャングルに存在したか?」、
そして最大の謎がパレンケの王達は宇宙人だったと説を
唱える人まででてきた。
なぜ宇宙人かと言うと、碑文の神殿から発見された石棺の蓋に、

宇宙船を操縦しているように見えるレリーフが
残されていたからだ。たしかにここはパワースポットらしき
何か特別な力を感じるし、ドクロのレリーフやマヤ文明の
怪しいレリーフが数多く残されていた。
ちょうど観光客も少なかったから、
みんなでチャネリングをしてUFOでも呼びたかったが、
日中で日も明るく暑くてそれどころではなかったので、
僕らは見学だけして足早に宿に戻った。
それでも、この遺跡は数多く見てきた俺の中ではダントツに好きな
遺跡の一つで、見渡すかぎり地平線のジャングルは、
アンコールワットに沈む夕陽と同じくらい綺麗に見えた。

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